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TD漫画大賞2013

今年面白かった漫画を8冊選びました。

2012年末~2013年に発売された漫画を中心に選びました。



カレー沢薫 「アンモラル・カスタマイズZ」

アンモラル・カスタマイズZアンモラル・カスタマイズZ
(2012/12/06)
カレー沢 薫

商品詳細を見る

 太田出版より2012年12月に発売。全1巻。カレー沢薫氏の真骨頂とも言うべき、世の中の「ブス」に対する怒りや批判が、これでもかと炸裂する怪作。

 風俗誌や牛丼雑誌を得意とする出版社が、社長(ホモ)の突然の思いつきで女性ファッション誌を刊行することに。男しかいない編集部は途方に暮れるが、ムササビ(意味不明)や、紅一点の新入社員(残念ブス)と共に、部数を伸ばすために奮闘する。

 というお話。

 色々とツッコミどころはあるのだが、何といっても見所は「ブス」への尽きることない。作者自身がブスであることを自覚し、数え切れない黒歴史を乗り越えてきたからこそ描けるブス批判(あるいは礼讃)漫画である。「ブス」ネタということで女性だけの漫画かと思われるがそうではない。自意識過剰でちょっとおイタをしてしまったことがある方なら老若男女問わず(楽しく読めるかは保証できないが)おすすめできる作品である。

 まずは試し読み、そして作者自身による販促ブログ「ブス図鑑」も合わせて読むことをおすすめする。

  アンモラル・カスタマイズZ - Webコミック「ぽこぽこ」
   http://www.poco2.jp/comic/unmoral/

  ブス図鑑
   http://blog.livedoor.jp/rosia2929/

 さらにこの漫画、あろうことか文化庁からの推薦を頂いてしまった。

  第17回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦漫画作品
   http://j-mediaarts.jp/awards/recommends?locale=ja§ion_id=4

 作者・編集者・ファン全員がまったく理解不能だった出来事だが、何はともあれめでたい。おそらく推薦委員の中に激しく共感したブスがいたのだろう。


心久千映「ワカコ酒」

ワカコ酒 1 (ゼノンコミックス)ワカコ酒 1 (ゼノンコミックス)
(2013/05/20)
新久 千映

商品詳細を見る

 徳間書店より5月に第1巻発売。現在全2巻(以下続刊)。飲兵衛女子ワカコが飲んで食べ歩くだけの1話完結漫画。

 一人食べ一人呑み漫画がひとつのジャンルとなりつつあるが、今年はその中でもこの漫画が良かった。まず蘊蓄がない。出てくるこだわりといえば酒の組み合わせとその食材・料理に対するものだけ。余計なものを挟まずに酒と肴に向き合っている姿勢が好印象。そして何より「プシュー」という表現が素晴らしい。

8f4c00a6.jpg
※クリックで拡大

 思わず「そうそう!」と言いたくなるほど「プシュー」という表現は適切すぎる。


秀良子「おしゃべりは、朝ごはんのあとで。」


おしゃべりは、朝ごはんのあとで。 (ビッグコミックス)おしゃべりは、朝ごはんのあとで。 (ビッグコミックス)
(2013/09/30)
秀 良子

商品詳細を見る

 食べ歩き漫画をもうひとつ。小学館より9月に発売。全1巻。普段は主にBLを描いている秀良子さんの食べ歩きエッセイ。

 作者が編集さんと共に自腹で(!)食べ歩いた記録が描かれている。テンポがとても良く画も綺麗。こんなに気軽に読めて笑えるエッセイは初めてかも。本編がスイスイ進む一方で、巻末のおまけオリジナル漫画は間が印象的な、卵と漫画家の話。ここらへんの緩急のつけ方は、さすがBL漫画家。


秀良子「宇田川町で待っててよ。」

宇田川町で待っててよ。 (Feelコミックス オンブルー)宇田川町で待っててよ。 (Feelコミックス オンブルー)
(2012/10/25)
秀良子

商品詳細を見る


 祥伝社から2012年10月に第1巻発売。全1巻。女装男子と彼に惚れてしまった男の子の話。

 BLです。キスシーンとかエッチなシーンとかあるので、気になる人は読まない方がいいかと。しかし読める人は読んでおいたほうがいいです。おそらく名作。

 読んでて「あ、これ名作って言われるわ」と思う作品があって、これはまさにそれ。BLだとヤマシタトモコ「くいもの処明楽」も読んでてそう思った。

 一途にこっちに向かってくる男の子にたじろぎっぱなし戸惑いっぱなしの女装男子という構図で終始進んでいくのだが、その関係性が恐ろしく不安定で繊細なんだこれが。ちょっとのことで壊れそうな関係もそうだし剥き出しのままの傷というか青い感情がそこかしこに見えていて、読んでて胸が苦しい感じ。最後まで読んでも苦しいし不安を感じるのは、まだふたりの関係が完全じゃなくて、男の子の不器用すぎる感情表現とか、女装男子のまだ自分でも見えていない心の部分がこれから開かれるんだなと想像し、前途の多難を感じさせるせいなのか。とにかく彼らが何とか二人でやっていけるように願うばかり。


押川雲太郎「麻雀小僧」

麻雀小僧 8 (近代麻雀コミックス)麻雀小僧 8 (近代麻雀コミックス)
(2013/11/07)
押川 雲太朗

商品詳細を見る


竹書房より2011年6月より第1巻発売。現在全8巻(以下続刊)。主人公「まー坊」が高レートでしのぎを削りながら、参加費1億円の豪華客船麻雀大会を目指す物語。

個人的に、今一番熱い漫画。

小さくコツコツと相手の攻めを避けながら粘り勝つスタイルで次々と強敵に勝っていく。よくあるインフレバトル漫画にならず、しのぎきれなかったりあまりにも圧倒的すぎる存在が現れたりと、主人公無双ではないので、面白く読める。最新刊のギリギリの攻防と決着がついた瞬間の脱力感がすごく良かった。今後これを越える勝負が描かれると思うと、楽しみでしょうがない。


水谷フーカ「うのはな3姉妹」

うのはな3姉妹 (4) (まんがタイムコミックス)うのはな3姉妹 (4) (まんがタイムコミックス)
(2013/06/07)
水谷 フーカ

商品詳細を見る


 芳文社より2010年10月に第1巻発売。全4巻。豆腐屋の3姉妹と父親を中心に商店街の面々の様子を描いた4コマ漫画。

 終わって欲しくない作品だった。帯に「朝ドラ風4コマ」と煽られていたが、その通りで、特に父親もしっかり描いていたのが印象的だった。終わり方を見るに、まだまだストーリー的にも余力の残る終わりだったのが本当に残念。


久正人「エリア51」

エリア51  7 (BUNCH COMICS)エリア51 7 (BUNCH COMICS)
(2013/12/09)
久 正人

商品詳細を見る


 新潮社より2011年6月に第1巻発売。現在全7巻(以下続刊)。モンスター・神・UMAを隔離したアメリカ51番目の州、通称「エリア51」で、探偵業を営む人間「真鯉徳子(マッコイ)」と、相棒の河童「キシロー」の活躍を描いた作品。

 神話!UMA!妖怪!これだけでもうご飯何杯でもいける(笑)久正人作品はアメコミのようなクールさが感じられる作品が多いが、これは冷静さより熱が感じられる。時に残酷な結末となる事件や垣間見える主人公のある一途な情念など、熱い作品。最新刊で世界各国の神話代表10神を巻き込んだ騒動が終わり、次の展開が気になるところ。


横山了一「飯田橋のふたばちゃん」

飯田橋のふたばちゃん(1) (アクションコミックス)飯田橋のふたばちゃん(1) (アクションコミックス)
(2013/06/28)
横山 了一

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 双葉社より6月に第1巻発売。現在全1巻(以下続刊)。集○社、講○社から日○○芸社まで、いろんな出版社を擬人化した4コマギャグ。

 それぞれ会社の特徴や有名漫画のネタ、はてには実際に起こった事件までもネタにする、怖いもの知らずな原作者とGOを出した編集者に拍手。王道の「ドラゴンボール」「ジョジョ」のパロディはもちろん、芳文社「解体屋ゲン」や双葉社パチスロ誌「激魂」など、ニッチな小ネタに思わずニヤリ。非常に幅広いネタなので、特定の出版社ファンや特定の漫画のファンも、ジャンルレスで雑食性のある漫画ファンも楽しめる作品だと思う。





以上、TD漫画大賞2013。

ちなみに、惜しくも入選を逃した作品が2つ。


ふみふみこ「ぼくらのへんたい」

ぼくらのへんたい(1) (リュウコミックス)ぼくらのへんたい(1) (リュウコミックス)
(2012/08/10)
ふみふみこ

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 ネットを通じた女装趣味のコミュニティのオフ会で知り合った3人の主人公、裕太、修、良介。出会いをきっかけに揺れ動く少年たちの心と周りの環境を描いた作品。

 すごく繊細な主人公たちの心境と、それに関せず激しく変化する主人公たちの周りの環境、読んでるだけで心がザワザワして落ち着かない。こういう感じは少女漫画とかBLものを読んでる時に似ている。

 入選させなかった理由は「これからもっと面白くなりそう」だから。3巻までで作者曰く「第1章終了」だそうなので、もっともっと、これから面白くなっていくであろうストーリーに期待。


水城せとな「失恋ショコラティエ」

失恋ショコラティエ 7 (フラワーコミックスアルファ)失恋ショコラティエ 7 (フラワーコミックスアルファ)
(2013/09/10)
水城 せとな

商品詳細を見る


 小学館から2009年1月より第1巻が発売。現在全7巻(以下続刊)。高校時代からの先輩「サエコ(現在人妻)」と、彼女に一途に片思いを続けるショコラティエ「爽太(サエコのためにショコラティエになった)」の物語。

 これはこれから売れると思う。月9ドラマの原作ですので。実写化のキャストに私は大いに不満なわけだが、それは別のところで。

 何より主人公の爽太が良い。かわいい。すぐ妄想モードに入っちゃうし、サエコさんの言動で非常に一喜一憂してるのもかわいい。

 あと、何がすごいってコミックス1巻から7巻まですべて主人公の爽太が表紙である。これはすごいと思う。

 脇を固めるキャラの恋愛模様も気になる。現在は爽太とサエコの関係がメインに描かれているが、一段落したらほかのキャラのストーリーも見たい。個人的に、どんどん暗黒化している薫子さん(爽太の同僚)の行く末に注目している。

 これを選考しなかった理由も「これからもっと面白くなりそうだから」。安直なハッピーエンドにしないことで有名な水城先生だけにこの物語がどこに決着するのか、どう展開するのか、来年も注目していきたい。





■関連リンク■

 TD漫画大賞2013 ノミネート作品
  http://tdb7814.blog.fc2.com/blog-entry-102.html





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東北生まれ東北育ち。
好きなものは和菓子。
嫌いなものは暑さ。

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